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春の霞が、朝日をさえぎることがあっても、
阿弥陀さまのお慈悲の光を遮ることはできない。 |
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宗祖法然上人さまが詠まれた歌です。時に、私の心は、貪り、瞑り、愚凝の霞におおわれ、自ら救いの道を閉ざそうとします。しかし、そのような私であるからこそ、阿弥陀親さまの御目にとまり、お救いの御手にすがれる要因が生じてまいります。
この歌は、奈良・東大寺指図堂の御詠歌となっています。相次ぐ戦乱で古都は焼失し、東大寺大仏殿の再建を願った時の天皇さまは、僧俗ともに大きな影響力を持ちつつあった法然さまにその勧進職(再建責任者)を依頼されました。しかし、法然さまは名利を厭い、同朋の重源さまをご推薦されます。そして自らは陰の力となり、指図堂にて勧進のお手伝いをされたと伝えられています。現在、指図堂には、墨染の衣に金剛草履をはいて勧進されている法然さまの御影があります。 |
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