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| 平成15年9月6日 | NO.217 |
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江戸の町に後藤艮山という漢方の名医がいました。ある日の真夜中。憔悴しきった一人の若い女が訪ねてきました。ある商家の若嫁です。彼女は畳に頭をすりつけて艮山に懇願しました。 「先生、一生のお願いです。毒薬を一服盛って下さい。」 とんでもない依頼です。 「なにに使うのかね」 「お姑さんに死んでもらうのです」 その家の嫁と姑の犬猿の仲は評判だった。それを知っていた艮山は、今ここで断ったら、この嫁は自害する、と見てとった。 「よし、わかった」 しばらくして艮山は三十包の薬を渡し、神妙にこう言った。 「一服で殺したとあっては、お前さんが疑われる。あんたは磔、わしは打ち首。そこで相談だが、この三十包、毎晩一服ずつ飲ませるのじゃ。そうすりゃ、三十日目に、ころりと死ぬように調合しているからな。わずか三十日の辛抱じゃ。お母さんの好きなものを食べさせ、やさしい言葉をかけ、手足をよくもんであげなさい」 翌晩から彼女は言われたとうりに実践した。 一ヶ月めの夜、いつものように手足をもみ終わると、お姑さんがツト立ち上がり、驚く彼女に両手をついて言った。 「今日は、あなたにあやまらねばならないことがある。今まで私があなたにきつくあたってきたのは、代々続いたこの店の家風を、早く身につけてもらうためでした。それがここ一ヶ月、あなたは見違えるように生まれ変わった。よくきがつくようになってくれました。もう言うことは何もない。今日かぎり一切をあなたに任せて私は隠居します」 びっくりしたのはお嫁さんです。そのまま艮山先生の所へ駆け込んで、また畳に頭をすりつけました。 「先生、私は大変な心得違いをしていました。先生、一生のお願いです。毒消しの薬をはやく、はやく作ってください」 気も狂わんばかりに訴える彼女に向って、艮山先生、大笑い。 「心配ないよ。あれはただのソバ粉だよ。ハッハッハッハ・・・」
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| ◆去る8月14日、新盆を迎えられた方々の霊位を中心にお施餓鬼法要がいとなまれ、150名の方々のお参りをいただき、お寺はこれでお盆の行事のすべてを終わりました |
| ◆去る8月1日より2泊三日にかけていとなまれた恒例の「夏のつどい」(第35回)では、小中学生45名が加勢のリーダー10名の指導のもとに、無事故で有意義におつとめを終えることができました。子供たちに仏心の種まきを。今年参加できなかった子供さん達は、来年是非とも参加してください。 |