令和3年9月 NO.317
浄土宗「開宗850年」とは
浄土宗を開かれた法然上人は、長承2年(1133)、美作国(現・岡山県)に武士の子として生まれ、幼名を勢至丸と申しました。9歳のとき、近くの豪族の夜襲により父・漆間時国公と死別いたしますが、瀕死の父からの「仇討ちは仇討ちを招く。出家し私の菩提を弔い、自らもさとりを求めよ」との遺言にしたがって出家し、仏道を志します。長年比叡山に学びますが、高度な学問、厳しい修行が求められる教えは万人向けではないと、誰もが救われる教えを求めて隠遁生活に入り、その答えをお釈迦さまの言葉に求め、ひたすら経典をひもとく日々を送りました。比叡山に登って30年の月日が流れた承安5年(1175)、上人43歳のとき、「南無阿弥陀仏と心からとなえる者をひとり残らず極楽へ迎える」という、阿弥陀仏の教えに確信を得て浄土宗を開かれ(開宗)、そして東山吉水の地(知恩院の地)に庵を構えて、お念仏の教えを説き弘めました。上人は建暦2年(1212)1月25日、80歳で入滅されましたが、その教えは弟子たちによって脈々と伝えられ、来る令和6年には、開宗850年を迎えることになります。

開宗850年「おまちうけ別時会」
阿弥陀仏の教えに確信を得た法然上人は、自らも一向にお念仏を称え、他者にも浄土の教えを勧められました。法然上人は「日常のお念仏を大切にしなさい。また時には別時の念仏もつとめなさい」とご指導くださっています。別時の念仏とは「別時会(べつじえ)」と同意であり、特別に場所と時間を定めて、ただ阿弥陀さまのことだけに心を向け、専らに念仏を称える法要を意味します。
浄土宗大分教区では、開宗850年を迎えるにあたり、法然上人の教えにしたがい「おまちうけ別時会」を開催いたします。仏祖報恩のため、今世来世の幸せ(往生)のために「別時の念仏」を修しましょう。是非、ご参加ください。

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